短鍵










1、『ささいな疑問』


 あゆ「ねぇ、祐一くん」
 祐一「ん? なんだ?」
 あゆ「こしあんと粒あんって何が違うのかな?」
 祐一「………………食感だな」
 あゆ「あ、そうなんだ! 祐一くんありがとう」
 祐一「いや、気にするな……」






2、『豆知識』


 美汐「それで、キュウリの汁は熱を取ってくれるんですよ」
 祐一「クーラーって知ってるか?」
 美汐「その他には、野菜を水に浸しておくと長持ちしますし」
 祐一「冷蔵庫って知ってるか?」
 美汐「………………」
 祐一「待て! 今にも殴りかかってきそうなその雰囲気はなんだ!」






3、『餌付けの瞬間』


 真琴「あなただけは許さないんだから!」
 祐一「な、なんだ!?」
 真琴「覚悟ー!」
 祐一「あ!」

  手に持っていた肉まんが空を飛ぶ

 真琴「あぅー! 肉まんー! もっと頂戴!」
 祐一「あ、ああ……」
 真琴「大好きー♪」
 祐一「………許さないんじゃなかったの?」






4、『ついうっかり』


 祐一「辛いものは?」
 栞 「そんなもの食べる人嫌いです!」
 祐一「タバスコは?」
 栞 「人類の敵です!」
 祐一「香里は?」
 栞 「私の恋敵です! ……って、あれ?」






5、『人それぞれ』


 潤 「いいな、桜って」
 祐一「ああ、そうだな」
 潤 「舞い散る花びら、綺麗な桜色の花びら」
 祐一「秋子さんの料理、秘蔵の酒」
 潤 「温かい春風……最高だぜ」
 祐一「皆でワイワイ料理をつつく、最高だな」
 潤 「………………」
 祐一「………………」
 潤 「……オレも呼べよ」
 祐一「当然だ、親友よ」






6、『シンパシー』


 あゆ「うぐぅ……今日も祐一くんに避けられたよ……」
 瑞佳「はぁ……今日も浩平は起きないんだから……」
 観鈴「が、がお……住人さんにまた叩かれちゃった……」
 あゆ「みんなも苦労してるんだね」
 瑞佳「あゆちゃんも観鈴ちゃんも、苦労してるんだね」
 観鈴「にはは、みんな……友達だね」






7、『雪国でも高いんですよ?』


 祐一「なぁ、皆スキーできるのか?」
 名雪「うん」
 香里「何を当然のこと言ってるの?」
 潤 「当たり前だろ?」
 祐一「…………ブルジョワジーめ」






8、『夢の跡』


 祐一「……俺は、今日いまからこの地を去る。東京に行って民俗学を学ぶつもりだ。
   何かつかめたら……必ず帰ってくるから……また会える日までさようならだ。
   もし、もう一度会えたなら……その時は笑顔で迎えてくれ。なぁ、真琴……」






9、『油断大敵太りすぎ』


 あゆ「たい焼き美味しいね♪」
 祐一「……5キロカロリー」
 名雪「イチゴサンデー♪」
 祐一「……9キロカロリー」
 栞 「バニラアイス美味しいですぅ〜♪」
 祐一「……3キロカロリー」
 あゆ「………………」
 名雪「………………」
 栞 「………………」
 祐一「どうした? 食わないのか?」






10、『それぞれの幸せ』


 名雪「Aランチがあれば幸せだよ〜」
 香里「何を食べても同じじゃない……栞がいるなら嬉しいけど」
 潤 「一人暮らしだからな、安けりゃいいぜ」
 祐一「……食べられる物が出てくれば幸せかな……」

 祐一、あゆとマンションで同棲中






11、『昨日の敵』


 みさき「カレーは美味しいよね」
 七瀬 「キムチラーメンも意外と……」

 栞「そんなこと言う人たち大嫌いですっ!」






12、『今日の友』


 みさき「でもアイスクリームも好きだな〜」
 栞  「今日から親友ですねっ♪」






13、『あ、コツ掴みましたー♪(題名は本編と何の関係もありません)』


 神奈「ふんっ、散々手こずらせおって忌々しい」
 神奈「じゃが、それもここまで」

 神奈「もはや余に恐いものなどないっ!」(←お手玉を両手に)






14、『ちょっと頭の悪い普通の女の子ですからー♪(題名は本編と何の関係もありません)』


 美凪「よく頑張ったで賞。進呈」
 美凪「次はこれにトライ」(←シャボン玉セットを手に)

 美凪「……がっつ」






15、『意外と運動神経良いんですよー♪(題名は本編と何の関係もありません)』


 神奈 「ふーーーっ!」
 みちる「ふーーーっ!」
 美凪 「ふ〜」

 ちょんちょん(石鹸水に浸しています)

 神奈 「ふーーーっ!」
 みちる「ふーーーっ!」
 美凪 「ふ〜」

 ちょんちょん(石鹸水に浸しています)

 神奈 「ぜぇ、ぜぇ……」
 みちる「はぁ、はぁ……」
 美凪 「ふ〜」

 ちょんちょん(石鹸水に浸しています)

 神奈 「ふーーーっ!」
 みちる「ふーーーっ!」
 美凪 「ふ〜」






16、『それぞれの過ごし方。その一』


 秋子「祐一さん、お雑煮できましたよ」
 祐一「あ、そうですか。名雪起こしてきましょうか?」
 秋子「多分起きないでしょうから、そのままでいいですよ」
 祐一「いいんですか?」
 秋子「ええ、いつもお昼まで寝てますから」
 祐一「…………本当ですか?」
 秋子「はい」






17、『それぞれの過ごし方。そのニ』


 祐一「秋子さん。雑煮美味しいですね」
 秋子「ふふふ、褒めてもらえたら嬉しいですよ」
 祐一「この餅も手作りですか?」
 秋子「そうですよ。あゆちゃんも手伝ってくれましたし」
 祐一「なるほど、よーくわかりました」(やけにでこぼこな餅を口に運びつつ)
 あゆ「……うぐぅ」






18、『それぞれの過ごし方。その三』


 潤 「餅も用意できたし。鳥の出汁も完璧っと」
 潤 「やべやべ! 鏡餅作るの忘れてた!」
 潤 「しまった! アレも用意してねぇ……」
 潤 「はぁ……一人だとやる事が多すぎてやってらんないぜ……」
 潤 「誰か手伝ってくれる優しい人が欲しいねぇ……」


 香里「くしゅん!」
 栞 「お姉ちゃん風邪ですか?」
 香里「違うわよ。おかしいわね……熱なんてなかったんだけど」






19、『それぞれの過ごし方。その四』


 潤 「……相沢はできそうにないしな」
 潤 「かと言って、水瀬さんも寝ているだろうし……」
 潤 「月宮さんは相沢から聴く話だと論外だからなぁ……」
 潤 「美坂は……来てくれるわけないか」
 潤 「ん? そういえば美坂って正月料理作れるのか?」


 香里「……うー……」
 栞 「お、お姉ちゃん……もう手伝わなくていいから」
 香里「余計なお世話よ!」
 栞 「お姉ちゃんが壊れたー!」






20、『それぞれの過ごし方。その五』


 瑞佳 「浩平! お正月ぐらい起きてよ!」
 瑞佳 「起きるって言ったから安心してたのに、起きてないよ!」
 瑞佳 「え? なに?」
 瑞佳 「寝正月だ、なんて下らないこと言ってないで、さっさと起きるんだよ!」


 由紀子「毎年毎年、よく飽きないわねぇ」
 祐一 「全くです。この苦労はやったことないやつにはわかりませんて」
 由紀子「……貴方誰?」
 祐一 「あ、お構いなく。すぐに出て行きますので」






21、『それぞれの過ごし方。その六』


 みさき「おかわり〜」
 雪見 「あのね、みさき……」
 みさき「おかわりください」
 雪見 「お雑煮はね……」
 みさき「もう一個ください〜」
 雪見 「わんこそばじゃないのよ……」
 みさき「おかわり〜」

 山となった椀の前で、溜め息をつく雪見。






22、『それぞれの過ごし方。その七』


 観鈴「にはは、あと少し」
 住人「観鈴、まだか? 腹がなってるぞ」
 観鈴「お雑煮出来たよ。住人さん、おもちいくつ?」
 住人「あるだけ」(即答)
 観鈴「が、がお……ダメだよ」

  ポカッ

 観鈴「どうしてぶつかなぁ……」
 住人「早く飯」
 観鈴「……邪魔ばっかりしてるくせに」






23、『それぞれの過ごし方。その八』


 美凪「ちっす」
 住人「正月だというのに挨拶は変わらんのか」
 美凪「………………」
 住人「………………」
 美凪「……あけましておめでとうございます」
 住人「おめでとう」
 美凪「ツッコンだで賞。進呈」
 住人「……俺の眼に狂いがなければ……お餅券と書いているような気がするが?」
 美凪「特別ヴぁーじょん。ぶい」






24、『例えばそんな朝も』


 瑞佳 「浩平! おき…………」
 浩平 「ん? どうした? 固まって?」
 瑞佳 「えっと、これは夢だよね。すぐに目を覚まさないと学校に遅れちゃう……」
 浩平 「長森……お前な……俺だってたまには早く起きるんだぞ?」
 瑞佳 「そんなこと信じないもん! これは夢だよ! 夢なんだよ!」

 由紀子「……今日はいつも以上に騒がしいな」
 祐一 「まぁ、そんなものですって。俺もありましたから」
 由紀子「…………また君か?」
 祐一 「お構いなく、お茶はいりませんから」






25、『旧友考察』


 瑞佳「ほらっ。朝だよー」
 瑞佳「わぁ! カバンの中からっぽだよ〜」
 瑞佳「あーもー、寝癖直すから動かないで」
 瑞佳「はぁ……やっぱり浩平にはしっかりした人が必要だよ……」

 祐一「女の幼馴染みって、普通はああだよなぁ……」(目を覚まさない従姉妹を起こしつつ)






26、『常識人はツッコミ役』


 祐一「誰が?」
 名雪「祐一が」
 祐一「いつ?」
 名雪「放課後」
 祐一「何をするんだ?」
 名雪「私と一緒に帰るの」
 祐一「誰が?」
 名雪「祐一が」
 祐一「いつ?」
 潤 「……お前ら、突っ込むやついないのか?」
 祐一「いや、お前に期待していた」
 名雪「そうだよ」

 香里「……私、忘れられてる?」






27、『ルート分岐』


 祐一 「そう言えば、栞の悲鳴って独特だよな?」
 栞  「そうですか?」
 祐一 「『えう〜』って変わってると思うぞ」
 栞  「そんなこと言いましたっけ?」
 祐一 「え?」


 祐一、栞、ハッピーエンドな日々






28、『少しの幸せを』


 美汐「あら? 相沢さんどうしたんですか?」
 祐一「ああ、たまにはおみくじも良いだろう……おお!」
 美汐「どうしました?」
 祐一「大吉だぜ! いい事ありそうだな!」
 美汐「それはおめでとうございますね。(……全部大吉なんですなんていえませんね)」






29、『共通点』


 七瀬「おりはらぁー!」
 真琴「ゆういちー!」
 みちる「国崎住人ー!」

 (ツインテールは元気の証)






30、『例外も』


 雪見「みさきぃー!」






31、『危険な贈り物』


 あゆ「祐一くん! 秋子さんから宅配便だよ」
 祐一「へー秋子さんからか、開けてみてくれよ」
 あゆ「うん」
 祐一「なんだろうな? 秋子さんか――」
 あゆ「………………」
 祐一「あゆ、俺たちは何も見なかった! いいな!」
 あゆ「う、うん! な、何も見てないよ!」






32、『危険な贈り物・裏』


 名雪「お母さん、祐一に何を送ったの?」
 秋子「イチゴジャムよ。久しぶりにいいと思って」
 名雪「あー祐一いいなー」
 秋子「ついでに自信作もいれたのよ」
 名雪「え?」
 秋子「反応が楽しみね……ふふふ」
 名雪「……ごめんね祐一、あゆちゃん……止められなかったよ」






33、『何十年前やねん』


 美汐「もしも空からお菓子が降ってきたら、素敵だと思いませんか?」
 祐一(空から降ってくる……地面に激突……大惨事)
 祐一「石……」
 美汐「え? 石、ですか?」
 祐一(隕石……ハレー彗星……尾が掠める)
 祐一「大変だ! 自転車のチューブを!」
 美汐「え? え? え?」






34、『えいえん』


 あゆ 「これで……良かったんだよね……」
 みずか「さあ、わたしにはわからないよ」
 あゆ 「……良かったんだよ……きっと」

 (『えいえん』にて。祐一の記憶から消えたあゆ)






35、『彼女たちの好きなモノ』


 祐一「タイヤキにイチゴサンデー。アイスクリームに肉まんに牛丼……」
 浩平「クレープ、カレー、ワッフル。寿司とてりやきバーガーとキムチラーメン……」
 住人「米、ソーメン、どろり濃厚……」

 祐一&浩平「……いや、待て。お前は奢ってもらう側だろ?」






36、『彼女たちの見解〜弁護側〜』


 美汐 「今更騒ぎ立てるつもりはありませんが」
 詩子 「納得いかないよね、やっぱり」
 香里 「立ち絵どころかイベントCGまで用意されたっていうのに」
 雪見 「どうして私たちのシナリオがないのかしら」
 佐祐理「困っちゃいますよねー♪」
 美汐 「……」
 詩子 「……」
 香里 「……」
 雪見 「……」
 佐祐理「あははー♪」






37、『彼女たちの見解〜検察側〜』


 聖  「まあ、身の程を知れということだな」
 晴子 「アホらし。付き合ってられんわ」
 みちる「国崎住人はあっち行けー!」

 住人 「ふん……サブヒロインの分際で……」(←とか言いながら寂しそう)






38、『金持ちには必須ですか?』


 祐一 「佐祐理さん、一つ疑問があるんですけど」
 佐祐理「なんですかー?」
 祐一 「やっぱりメイドさんっているんですか?」
 佐祐理「いますよー」
 祐一 「なるほどーいるんですか」
 佐祐理「役立たずですけどねー」
 祐一 「え?」
 佐祐理「あははーっ♪」






39、『それは禁句です』


 祐一 「佐祐理さんの弁当って美味いですよね」
 佐祐理「あははーっ、ありがとうございますね」
 祐一 「味といい見た目といい最高ですね」
 佐祐理「あははーっ、照れちゃいますよー」
 祐一 「まるで佐祐理さん家のシェフが作ってるみたいですねー」
 佐祐理「………………」
 祐一 「佐祐理さん?」
 佐祐理「………………あははーっ……」






40、『財布の中には夏目漱石さんが一人』


 あゆ「たい焼きください!」
 祐一「あんこ抜きで」
 真琴「にくまーん!」
 祐一「中身抜きで」
 名雪「イチゴサンデー♪」
 祐一「イチゴとアイス抜きで」
 栞 「バニラアイスください!」
 祐一「75%カットで」
 舞 「牛丼」
 祐一「肉抜きで」
 あゆ「………………」
 真琴「………………」
 名雪「………………」
 栞 「………………」
 舞 「………………」
 祐一「……仕方ないだろ! 金がないんだよ!」






41、『いつの話だ』


 祐一「名雪は猫が好きなんだな?」
 名雪「うん、大好きだよ!」
 祐一「なら答えてみろ」
 名雪「え?」
 祐一「ルドルフと?」
 名雪「イッパイアッテナ!」
 祐一「……なぜ知っている」

あなたもです





42、『命を懸けて』


 住人「………………」
 住人「………………」
 住人「………………」
 住人「…………今日はゼロ……か。仕方ない……」

 ??「まてーーーーーー!」
 住人「これもまた空にいる少女を助けるためなんだ……大根一本くらい許せ!」






43、 『あの人は今』


 住人「なぁ、遠野」
 美凪「……はい?」
 住人「このバスって、どこに通じてるんだ?」
 美凪「…………道は何処までも続いてます」
 住人「そうだな」
 美凪「どうしてそんな事を?」
 住人「いやな、あのやたらと男前な運転手の事を思い出してな……今何処にいるんだろうな……」






44、『二度目の正直』


 住人「晴子」
 晴子「なんや?」
 住人「そのバイクだがな」
 晴子「ふん?」
 住人「今度は失敗しない、乗せてくれ」
 晴子「ふーん……ま、えっか。乗り。今度は転ぶんやないで?」
 住人「わかっている」

 晴子「あほぉ! 何でまた逆に重心を倒すんや!」
 住人「待て! この前とはちゃんと逆に倒したじゃないか!」
 晴子「こんんんのドアホがぁっぁぁぁぁぁぁぁぁっぁ!」






45、『生活能力』


 住人「野宿なんてザラだな。これでも元旅人だぞ?」
 浩平「一人暮らし同然。ある程度の家事もできるが?」
 祐一「……オレだけか。料理一つまともに出来ないのは……」






46、『きっと』


 佳乃「料理は愛情だよねっ♪」
 あゆ「うん、そのとーりだよっ!」
 佳乃「きっと美味しいって言ってくれるよねっ♪」
 あゆ「うんうんっ!」

 住人「…………」
 (目を輝かせる妹。目を光らせる姉)
 住人「…………」
 (目を輝かせる妹。メスを光らせる姉)






47、『結局』


 あゆ「女の子だもんね。お料理くらいできないと……」
 あゆ「えっと、佳乃ちゃんは確か……」
 あゆ「ここをこうして……」
 あゆ「最後に……」

 祐一「で、結局コレか?」(←黒炭と化したクッキーを前に)






48、『でも』


 あゆ「でも佳乃ちゃん褒められたって言ってたよっ!」
 祐一「住人も苦労してんだな……」






49、『通信販売』


 あゆ「ねぇ、祐一くん」
 祐一「ん? なんだ」
 あゆ「通信販売ってさ」
 祐一「ああ、それがどうした?」
 あゆ「なんで今なら特別でもう一つとかいうんだろうね」
 祐一「企業戦術だからな」
 あゆ「それよりも半分の値段にしようよとか思わないのかな?」
 祐一「…………盲点だった……」






50、『通信販売、そのニ』


 祐一「なぁ、天野」
 美汐「はい?」
 祐一「通信販売ってさ、やっぱり一つで半額の方がいいよな?」
 美汐「いいえ。二つのほうがお得な気がするじゃないですか」
 祐一「……ま、お前ならそうだろうな、うん」
 美汐「……どういう意味ですか」






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